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照井康文 Yasufumi Terui / Japan
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2013年10月20日
第49回苫小牧高専祭

 第49回苫小牧高専祭が10月19・20日と開催された。北海道に戻って、娘が高専に入学してから毎年見に行っている。いつも気にかけて見ているのが書道部と美術同好会、写真同好会である。
 書道部は新しい部であるにもかかわらずかなりグレードが高く、年々成長し続けている。さらに、恒例の書道パフォーマンスが好評らしく、今回見に行った妻によるとかなり素晴らしかったようである。美術同好会は毎回変わらず笑えるような作品達であり、そこに自由を感じることができ、堅実さがうかがえた。そして楽しみにしている写真同好会であるが今年はどうしたものか、部員の不足なのか、展示作品が極めて少なく大丈夫かと思ってしまったが、来年に期待をしたい。

※写真上から書道部・美術同好会・写真同好会の各展示の様子


2013年07月07日
描写する能力

 写真といえば何かを撮るというのが普通の考えであろうと思われる。絵の場合も同様に何かを描くと言えると思うが、絵画の場合その何かとは物質的なオブジェに限ることなく自分の脳裏をも含めたこの広い、自分の目で見たこともなく、見ることも無いであろう全宇宙をも含まれると思われる。

 写真では「描写する」能力が非常に高く、また、ほぼ真実であるがゆえに、そして我々人間は、風景や物に自分の遠い記憶や感覚、想いなどを寄せることが出来るため「描写する」ことの魅力からなかなか脱出できないでいるのだと思う。

 私自身も同様の思いから写真を撮りたいという誘惑に駆られることがある。そして道具であるカメラにも魅力を感じる。ただ自分は若くなく、体力的な限界を感じている。何でも出来る、怖いもの知らずの昔の自分ではもうない。カメラの重量を感じてしまう。今の、そしてこれからの自分に出来ることを精一杯やっていくことしか出来ない。ただ、逆に言えば自分の考えている創作活動のみを迷い無く推し進めることが出来るのである。他人がどう思おうが関係ない。自分に残された自分の人生を迷い無く進んで行きたい。そう、強く感じるのである。


2013年05月04日
樽前アーティ2013

 樽前アーティ2013とそれに関連する展示がゴールデンウイークを中心に苫小牧市樽前のギャラリーLEOと樽前小学校で開催された。私は美術全般に興味を持っているつもりだが今回は特に竹本英樹の写真作品が気に入った。樽前小学校の4つの教室に展示された写真作品達は、雑で殺風景な色と空気感。苫小牧という地と同化しているように見える。私にとっては実に写真らしく見えた。そして何より、写真が展示空間の場と良く合って、自然と、以前からそこにあったかのように、そしてこれからもそこに居座るかのようにも感じ、見えた。

 一方のギャラリーLEOはとんでもない空間で、外から見ると実に驚きの、田舎そのものの、普段はどうなっているのだろうと思われるような建物だ。しかし中に入ってみると実に良くできた展示空間を持っている。ギャラリーとしての活用がもっとなされると良いのになと感じてしまった。
 美術とはほとんど縁のないような苫小牧という地で、重要な位置にあると思われる樽前アーティがさらに若者を中心に活動していってくれれば良いのになと感じた。

 写真作品2点とも竹本英樹・作


2013年04月06日
疲労

 最近はとても疲労が激しく、写真作品の制作も遅れがちとなっている。そんな時に限って油絵を描きたいという欲求が激しく襲う。現在の自分の置かれた状況をぶつけ、そして表現するのには油がとても似つかわしい。

 赤い太陽、真っ赤なハカラメ、光と水と物体。疲れたら食って寝て、朝起きるとまた仕事。そんな繰り返しが自分を追い詰め、育てていくのだろう。

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