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照井康文

世界の写真家達
Oscar Gustav Reilander(1826〜1875)
オスカー・グスタグ・レイランダー
 スエーデン生まれのレイランダーはヨーロッパを転々とした後イギリスに定住。写真を絵画の水準にまで高めようと努力した写真家で、画家でもあった。生計をポートレート写真でたてながら、30枚にも上るネガを組み合わせた合成写真を作成しマンチェスター美術名品展に展示。道徳性と作品としての価値に対して論議をまきおこし有名となる。こうした作品を作り上げるのは非常に骨の折れる作業が必要となり、本人は飽き飽きしていたようであるが、アルバート殿下のお目にかかる事となり、それなりの報酬と賞賛を得る事が出来たようである。
 後にレイランダーはそうした事から目が覚めたように再度ポートレート写真を撮り始めるが赤貧の中、49歳の若さで死去。

 「夢」1860年
※写真はライフ写真講座「68人の写真家」
タイムライフブックス編集部・編集
タイムライフブックス・発行より
※参考文献・ライフ写真講座